治療方針

治療は一般的に認められ、評価の定まっている方法を選択しています

「虫歯も歯周病も薬で治せる」、「歯の咬み合わせの異常が成人病を引き起こす」、「インプラントは第二の永久歯」などといった、歯科医療に関する情報がたくさんあります。しかしそのほとんどは、評価が定まっていませんし、検証するまでもないものがほとんどです。当たり前のことですが、患者さんは実験材料ではありません。
当院は、研究施設ではありませんので、歯科医学的にみて評価の定まっているごく標準的な治療をしています。

 

虫歯や歯周病は治る病気です

歯がだめになる原因は、ほとんどが虫歯か歯周病です。老化で歯がだめになって抜かれることはありません
虫歯も歯周病も適切な治療をすることで基本的には治る病気であり不治の病ではないということは歯科医学的には常識です。

 

ガイドラインやマニュアルによる画一的な処置で病気が治るとは考えていません。

病気の治療はマニュアルではできませんし、画一的な処置で治すこともできません。同じ病名であっても、当然患者さんごとにベストな治療方法は違ってきます。そのベストな治療を患者さんにできるよう、歯科医師として常に研鑽を積むことが必要であると考えます。誤解のないよう申し添えますが、ガイドラインやマニュアルを無視して自分勝手な思いつきで治療するというわけではありません。

 

一日でも早く治療が終了するよう、患者さんと私たちが互いに協力し、病気を治したいと考えています。

そのためには、治療の効率を考えなくてはなりません。一回の処置時間10分や20分であれば、患者さんにとって体力的には楽ですが、総合的にみると効率はよくないのではないでしょうか。大変かもしれませんが、一回あたり30分から1時間はかけて治療したほうが、治療の効率もあがり、来院回数も少なくすみ、早く全体の治療が終わるので、メリットが多いと考えています。