どんな小さな虫歯も見逃さないよう、専用の器具を使って、歯と歯の間に虫歯がないか診査をします。虫歯があれば、虫歯の治療を先にします。病気の治療をしないで、「フッ素塗布」という病気の予防をしても意味がありません。ですから、とても大事な診査です。

歯の表面についている、ばい菌の塊である歯垢(プラック)を染め出し、研磨剤とブラシなどを使ってきれいに取り除きます。これらの汚れをとらないままフッ素を塗ると、効果がかなり落ちてしまいます。少し時間がかかりますので、お子さんには大変かもしれませんが、とても大切な処置です。


歯が唾液でぬれないようにしながら、乾燥した状態で上の歯・下の歯の右側・下の歯の左側と分けて、各5分間フッ素を塗りこみます。全体が終わるのに20分ほどかかりますが、つらくならないようお子さんの様子を見ながらお休みをいれて塗っていきます。塗り終わった後は、30分間飲んだり食べたりするのは避けましょう。
*この方法では難しいと思われる、まだ小さいお子さん(目安として3歳以下)には、簡易的な方法でフッ素塗布を行います。



フッ素塗布は、虫歯の予防に必要なものですが、フッ素だけでは虫歯の予防はできません。甘いもののコントロール、毎日の歯磨き、歯磨きでとれないばい菌のクリニックでの定期的な除去、溝うめ(シーラント)等のすべてが必要です。これらがきちんとできていれば、そう簡単には虫歯はできません。虫歯の治療で歯医者に何回も通うより、これらの処置を含めた定期検診・定期処置で歯医者に通うほうが、お子さんにとってもよいでしょう。
定期的に歯医者に行くという習慣は、まだ一般的ではないかもしれませんが、大人も子供も定期的な検診・予防処置が望まれます。