患者さんへ

「なぜ歯医者さんは医学部でなく歯学部で学ぶのですか」

2021.09.23


患者さんからきかれたこと「なぜ歯医者さんは医学部でなく歯学部で学ぶのですか」
知らない方もたくさんいると思いますが、歯科医師は医学部ではなく歯学部で教育をされます。
歯科医師と医師はライセンスも全く別で、医師は眼科でも外科でも精神科でも何科の医師にもなれますが、
歯科医師は歯科しか歯科医師法で認められていません。

なぜ歯科だけ別なのか?

ほとんどの人が理解していません。知らないのが当然ですし、知っている必要もありません。
ただ、歯科医師は別です。
その理由を理解していなければ、真っ当な歯科医業・歯科医療を行っていくことはできないと思います。
しかし、ほとんどの歯科医師は理解していません。
おおまかにいうと、昔から世界中で、口の病気を診る人(医師)と、歯を抜いて入れ歯を作る職人(歯科の医師ではないデンティスト)は別の仕事であったのが、19世紀くらいから、いろいろな理由からデンティストが医師のまねごとをするようになってしまい、医師が口腔の医療から手を引いたからです。
デンティストはもともと物をつくって口の中にいれるのが仕事で、病気を治す仕事ではありません。
だから世界中で虫歯も歯周病も治っていないのです。
現在の状況は歯科界にとっても、患者さんにとってもいいものではありません。

2019年に医学雑誌ランセットにおいて200年近い歴史があるなかで、はじめて歯科医療の特集が組まれました。そこでは歯科医療システムの根本的な改革が必要であると書かれています。
そのためには、歯科医師が歯学部ではなく、医学部で教育されるように変わらなければなりません。
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