患者さんへ

唐突ですが、歯科界の危機について

2021.02.27


唐突ですが、歯科界は危機に面しています。
北海道医療大学歯学部の偏差値をご存じでしょうか。

河合塾の調べで35です。おどろかれたでしょうか。
偏差値35という数字は1000人中933人目にあたります。
ちなみに北海道医療大学の看護福祉学部は40-50、薬学部42.5、リハビリ科学部は37.5-45で、歯学部の偏差値は北海道医療大学の中で最低です。
偏差値35というのはその数字の低さも問題ですが、日本中の高校生、そしてその保護者にとって大学歯学部は魅力がなくなっているということがいちばんの問題です。つまりはこれが、世間の歯科界に対する評価であり、現在行われている歯科医療に対する評価なのではないでしょうか。

歯科界はとんでもない危機的な状況にあるということです。

そうなってしまった原因は、医師という資格とは別に、歯科医師という資格を作ってしまったことにあります。歴史をたどると、歯科医師のルーツは入れ歯をつくる職人であり、入れ歯とは別に、口の中の病気をみていたのは口中科の医師でした。
それがいろいろな理由から、入れ歯職人が歯科医師とよばれるようになり、その結果が今の状態です。

メガネ屋さんが眼の病気を治療するといったら違和感がありませんか?
補聴器屋さんが耳の病気を治療するといったら違和感がありませんか?
心臓ペースメーカーを作るエンジニアが心臓の病気を治療するといったら違和感がありませんか?

入れ歯の職人が歯や口の病気を治療していることには、いつのまにか違和感がなくなってしまっています。しかし、入れ歯の職人が病気の治療をするのには無理があります。仕事が違うのです。

歯科医師が上記のようなことを認識し、根本的な意識改革をしない限り、歯科界がよくなることはないでしょう。近い将来に社会的な問題になるのではないかと思います。
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